オーストラリアで最も古い茶室でのお茶会に参加しました。

 

このお茶室はシドニー裏千家協会の創始者であるロザリーンさんの自宅の庭にあり、お茶のお稽古などにも使用されているそうです。

 

中へ入ると思わず背筋をシャンと伸ばしてしまうような独特な空気感。

お茶室から覗く庭の竹林、なんとも趣がありますね。

 

お茶室の主人であるロザリーンさんは1960年代前半にご主人の仕事の都合で東京に数年間滞在し、茶道を習い始めたそうです。

帰国後、海外へ裏千家を広めようと取り組んでいらっしゃった当時の裏千家・お家元から声がかかり、オーストラリアで本格的に裏千家を広める活動を始めます。

そして、今では45年の歴史を持つまでに!

地元紙に取材を受けた時のロザリーンさん

お茶室建設の際には裏千家の協力で畳が日本から提供されたのですが、お茶室は元々ロザリーンさんが慣れ親しんだ江戸間を想定して小さめに設計していたところ、裏千家から提供された畳は京間でサイズが大きかったため、急遽、拡張工事を行うハプニングもあったとか。

(私も初めて知ったのですが、京都と東京では畳のサイズが異なるそうです。)

 

そんなお茶室で行われた今回のお茶会は「茶箱」を使用したものでした。

「茶箱」というのはお点前の道具を一式持ち運びできる箱のことで、雪、月、花、卯の月といった四季折々の名前があり、それぞれお点前も異なります。

この日使用した茶箱

この日は冬のお点前である“雪”を、

アンソニーさんの生徒であるハルキくんが披露してくれました。

 

彼は日本人の9歳の男の子で、アンソニーさんの元で茶道を習い始めて約8ヶ月。

“冬”のお点前をするのはこの日初めてだったそうですが、そんなことを全く感じさせないスムーズなお点前で驚きました。

 

最年少ながら、最後まで姿勢を崩さず全員にお茶を点てる姿は立派でした。

丁寧にお点前を披露するハルキくん

歴史ある茶室でのお茶会は緊張しましたが、シドニーでまた一つ良い経験をすることができました。

 

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08/22/2018

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